東北観光推進機構(小縣方樹会長=JR東日本副会長)は10月19日、山形市のホテルキャッスルで今年度4回目のフェニックス塾を開いた。観光庁の伊地知英己・国際観光課長=写真=を講師に招き、「データで見る東北・インバウンドの嗜好や動向調査などから見えること」と題した講演を聞いた。塾生ら約80人が参加した。
伊地知氏は観光立国の意義、インバウンドの現状をはじめ、最近の観光施策や地域の取り組み事例を紹介。「観光は国の成長戦略の柱であり、地域発展の鍵。自らの文化、地域への誇りを持つことからスタートする」と指摘した。
同塾は東北の観光に関わる人材育成を目的に2016年にスタート。現在の塾生は3期生となる。
次回の塾は、地震で大きな被害があった北海道の観光振興を図るため急きょ開催場所を変更し、函館で開催する。